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□Author 下地幸夫;小濱継雄 |
アメリカ合衆国農務省で開発されたワタミゾウムシの幼虫用人工飼料を参考にしてイモゾウムシの幼虫用人工飼料を開発した。寒天,乾燥サツマイモ塊根粉末,たんぱく質,繊維,糖,無機塩類,ビタミンB・C,そして水等を混合した人工飼料とサツマイモ塊根にイモゾウムシの卵を接種し,羽化虫数,体サイズ,発育期間,および繁殖能力を比較した。その結果,人工幼虫飼料は体サイズにおいてサツマイモ虫より若干劣るものの,羽化虫数,発育期間,そして繁殖能力には差はなかった。したがって,人工幼虫飼料は成功的であり,今後大量増殖に用いられることが期待された。 |